イポー 観光( Ipoh / Sightseening)
イポーは、 19世紀に錫鉱業により栄えた街なので、中心部にはこれと言った観光地はありません。ただ、 イギリスの植民地時代の建築物が多く残っているため、そのレトロ感が魅力的です。街は緑が多く、ブーゲンビリアなど鮮やかな花が咲くため印象が良いです。
このページでは、イポー近郊の観光地を綴ります
キャメロンハイランド(Cameron Highland)
イポー中心部から約90㎞の距離です。舗装された山道を車で2時間近くかけて行きます。標高が1,500mを超える高原なので、南国とは思えない涼しさがあります。
また、タイシルクで知られた実業家のジム・トンプソン(Jim Thompson)が失踪した地としても有名です。
ボーティー(BOH TEA)
キャメロンハイランドは、以外にも紅茶の産地として有名です。イギリスの植民地時代に、紅茶畑と避暑地として開発されました。BOH TEAでは、紅茶畑・工場の見学と買い物ができます。
キャメロンハイランドリゾート(Cameron Highlands Resort)
キャメロンハイランドでは、群を抜いて高級なリゾートホテルです。このホテルでは、眺めの良いロビーエリアでハイティーを頂くことができます。高級リゾートの割には、お手頃な価格で豪華なハイティーでした。
また、リゾート内には Jim Thompsonショップ
スモークハウス(Smokehouse Hotel)
イギリス式のガーデニングが美しい歴史あるこじんまりとしたホテルです。私は、宿泊したことがありませんが、アフターヌーンティーを目当てに通いました。お気に入りは、ホームメイドのイチゴジャムとクリームが添えられるスコーンです。美しいガーデンを見ながら食事ができるテラスは、南国とは思えない時間が過ごせます。
ケリー城(KELLIE’S CASTLE)
イポー市街から車で30分程度に位置します。道中はヤシ畑が続き、突如に城が現れます。この城は、この地でゴム農園を経営し成功したスコットランド人のケリー氏が1900年代初頭に建築を始めたものです。この城は、未だ完成していません。
イスラム建築が取入れられた美しい城ですが、色々とエピソードが残っています。建築中に疫病が流行り、建築を行っていた多くのインド人がこの病にかかりました。そのため、近くにヒンドゥー寺院を建て、城から寺院までを地下道で繋ぎ癒したそうです。その後、ケリー氏は城に設置する東洋初のエレベーターを運びにイギリスに向かいますが、途中のポルトガルにて病にかかり亡くなりました。残されたケリー氏の家族は、スコットランドに戻ったため、城の建築はストップし未完成のまま残されました。
ブキッメラ・レイクタウン(Bukit Merah Laketown Resort )
イポーから高速道路でペナン方面に向かい、約90㎞に位置します。高速道路は、勾配の激しい山道を通過するもキチンと舗装がされているため、気持ちの良いドライブを楽しむことができます。ここの目玉は、オランウータン島です。絶滅危惧種に指定されているオランウータンは、湖に浮かぶ小島に保護されています。一頭一頭個性的な顔や体を持つオランウータンを見ていると癒されます。